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邪魔者曲者好きな者。
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邪魔者曲者好きな者。











おっす!俺、黒崎一護!

悟空とは無関係だ!


今日は恋次が来てる日!


俺、めっちゃテンション上がってる!!








「恋次、腹減ってないか?」

「別に。」

「のど渇いてないか?」

「別に。」

「部屋、暑くないか?」

「別に。」

「どっか行くか?」

「ちょ…オマエ、煩い!静かにしろ!」

「恋次ぃ〜」



テンション上がってんのは俺だけかよ…

久しぶりに会ったのに、それは無いだろ!?


こっちは超楽しみにしてたんだ。


俺よりジャンプのほうが大事ってか?

それはあんまりじゃねぇのか…?


恋次〜!




………やべ…なんか凹んできた…




「………」

「おい一護…んな所で沈んでんじゃねぇよ。」




んなこと言われても、沈むモンは沈む。


部屋の隅っこで体育座りだ馬鹿ヤロー





「…ったく、しょうがねぇなぁ…」

「…恋次!?」




恋次が俺の背中に抱きついてきた!




うおお、やったあ!

久しぶりに…





「一護…俺も会えなくて寂しかった……」

「恋次…Vv」





後ろの恋次のほうに顔を向けて、

キスをしようとした。



恋次………






ガラッ!


「恋次さん、来てるの?」

「一兄ぃー!」

「うおぉ、夏梨に遊子!!;」

「お、お、お、お前ら、
 兄ちゃんの部屋入る時はノックしろっつたろ!!」





畜生、なんてタイミングだ!!

恋次、すごい速さで放れちゃったし…


こいつ等、俺に恨みでもあんのか!!?






「恋次さん独り占めなんてずるーい!」

「恋次さん、一階行ってゲームしよう?」

「おい、恋次疲れてんだから無理させんなよ!」




お願いだからどっか行って!!

300円あげるから!!





「別に俺は平気だぜ?今行くから先に下行ってろよ。」

「なっ…!恋次ぃ…!!」





ちょっと待て!

俺とのイチャイチャタイムはどうなるんだ!!?

このお人好しが!!



まぁ、そうゆうトコも好きなんだけど…






「有難う、恋次さん!」

「ごめんね」

「おう、気にすんなよ。
 俺も久しぶりに『げぇむ』ってのやりたかったし。」

「あはは、恋次さん、
 相変わらずカタカナ言えてない!」

「これでも言えるようになった方なんだぜ?」

「何それー!じゃあ、私達先に下行ってるね!」

「おう、じゃあな。」






…とりあえず遊子は帰った。



夏梨も行こうとはしてるんだが、

俺の目をじっと見つめている。





「…夏梨、なんだよ?」

「いや…恋次さんにゲーム
 無理強いしちゃったのは悪いとは思うんだけど、
 やっぱり良かったのかもしれない。」

「はぁ?どういう意味だよ。」






そしたら、夏梨が俺に耳打ちしてきた。





(恋次さん疲れてるのに
 一兄と一緒に居させたら、
 もっと疲れちゃうでしょ?)






………!





「それじゃ。」




夏梨…!

オマエは…!!

いつからそんなマセガキに…!!?







「ふー、やっと降りてったな。
 おい一護、夏梨なんだって??」

「………夕飯のオカズの話…」

「ふーん?」







妙に言いにくいぞコレは。

うん、聞かなかったことにしよう。








「ところで恋次、なんでちょっと待ってろなんて言ったんだ?」

「んー?一護の部屋に(しかジャンプが無いから)もう少し居たかったから。」








ずきゅーん………






クリティカルヒットした今の………



一護さんは理性崩壊だ。

WELCOME恋次!







「恋次…」

「コラコラコラ押し倒すな!!」

「可愛いお前が悪い。」

「どんな理屈だ、ふざけんな!!」

「恋次ぃ〜」

「ダメだっつの!下で夏梨と遊子待たせてんだから!」

「放っとけよ、そんなの!」

「放っとけるか!あぁ、もう、どけ!」






恋次に押し退けられた。

ああ、もう俺の馬鹿!!



一緒の時間削ってどうする!

ああ、恋次行っちゃったし!




………なんでこんなに餓鬼なんだよ、俺…








「恋次さん、こっちこっち、早くー!」

「何やってんだ?」

「テ●リス!」

「うお、なんか難しそうだなー…」

「慣れれば出来るよ!はい、コントローラー!」

「うっしゃ、やるぜ!」

「……恋次さん…」

「おお、夏梨、どうした?」

「一兄は?」

「上に居る。」

「放っといてよかったのー?」

「へーキヘーキ、後で行くから!」

「…ふーん……(結局後で行くのか…)」




(相思相愛?よかったじゃん、一兄。)












しばらくしたら、恋次が帰ってきた。






「結構難しいもんだなー。
 こっ酷くやられちまったよ。」

「家の妹、只でさえ強ぇんだ。
 初心者の恋次が勝てるわけねーだろ。」

「まぁ、そりゃそうか。
 つーか、何いじけてんデスカー?一護サーン?」





そりゃいじけるっつの。


…なんて思ったら

やっぱりダメだ、餓鬼餓鬼餓鬼!






「悪い…いじけて……」

「いや、こっちもあんまし
 構ってやんなくて悪かったな。」





恋次は悪くねぇよ。

悪いもんか。

悪いのは俺だ。







「ほら、一護、付き合ってやっからさ?」

「………いいのか?」

「後3秒で気が変わるかも。」

「っ!恋次!」

「うお!!」






勢い良く恋次を床に押し倒した。

ちょっと痛そうだったな、ごめん。

余裕ねーなぁ、俺…






「恋次…」

「んー?」

「大好きだ…」

「…俺も。」






キスを一つしようとして、

顔を近づけたら………







「阿散井さん、来てるンスかー?」

「!!浦原さん!!?」

「なんで来てんだ!?」

「嫌、なんとなく…」

「嫌がらせ!?
 俺への精神的な嫌がらせだろ!!?」

「あ・た・りVv」

ドゴッ!!

「何するンスか、黒崎さん!」

「うるせぇ!
 どっかで見た事あるようなシーンさせやがって!」

「ノってたじゃないッスか。」

「おーい、もう一発行くか?」

「黒崎さーん、顔が怖いッスよー?」







畜生、なんだってんだ、今日は!!?

邪魔者ばっかり!!






「…浦原さん、俺になんか用でもあるのか?」

「阿散井さんっVv」

「俺の恋次をそんな目で見るな!!」

「いいじゃないスか、別にー。」

「ムカつくんだよ!!」






そんなやりとりをして1時間。





その後にも、石田やら井上やらが来て…



どんどん俺と恋次の愛の時間は減っていく訳で……






………んで、もう夕方になって……







「………やっと、全員居なくなったな…」

「恋次ぃ、俺なんかもう、疲れた。」

「俺のほうが疲れてるっつの。」






二人揃って疲れ顔。

あんまりな日だ。







「………恋次ぃ、疲れた膝枕ー!」

「ふざけんなっつの!」

「お願いー!」

「煩い、この糞餓鬼が!!」

「う……」






返答できない。

何やってんだ俺。

少し前に反省したばっかだろ…







「…ごめん、恋次、餓鬼で…」

「お?やけに素直だな。」

「だって本当のコトだし…」

「結局拗ねてんのか。」

「拗ねてねぇ!」

「へぇへぇ、拗ねてませんねー。」

「恋次っ!」

「気にすんなって、
お前の餓鬼臭ぇところ,
全部ひっくるめて俺は…」





 好きだから 






「……恋次…」

「何だよ…////」

「俺も大好きだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「だから押し倒すなっつの、この馬鹿!!////」







超嬉しい!

これって相思相愛!?


俺の永遠の恋人!!





それだけでこんなに

テンション上がってる俺は


やっぱり餓鬼。




でも良いモンね!






恋次が好きって言ってくれたんだから!







恋次、超愛してる!









……そういえばさっき、

俺もって言ってくれたなぁ………






その台詞思い出すだけで
あと10年はニヤニヤしてそうだ。



















Fin.
































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