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突撃!隣の一日奥さん!
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突撃!隣の一日奥さん!





















「よし!今日は俺が家事やってやる!!」

「はぁ!!?」








恋次の突然すぎる爆弾発言。


なんでこんな事を言い出したのかというのは…




かれこれ、30分程前のこと…









今日は休みなので、

昼間から散歩しにいってて、

帰ってきたら恋次が居たので、

抱きついてキスしまくって撫で回して…

帯に手をかけたら、流石に殴られた。

恋次ー!

痛いぞー!!



「昼間から盛ってんじゃねーよ!」

「可愛いのが悪い。」

「訳わかんねーコト言うな!」

「可愛いのに訳なんてあるか!」

「胸をはって答えるな!春日かお前は!?」

「トゥース!」

「真似しなくていいから!」

「似てるか?」

「全っ然。」

「何ドン引きの顔してんだよ。」

「いや、普通にドン引きだろ。」

「まぁ、それはいいんだよ。」

「言い出しっぺが勝手に話置きやがった。」

「春日の真似をまだ聞きたいのか?」

「やったら殺す。」

「だろ?だから置いとくんだよ。いいか?話はな…」

「若干上から目線なのが気になるけど、何だ?」

「今日、親父用事があって居ないんだよ。」

「ほーう、じゃあテメーと妹2人だけってコトか?」

「妹達も試合やらクラブやら
 遊びやらで帰ってくるのは7時過ぎるんだよ。」

「へーぇ、遅いんだな。
 じゃあ、しばらくこの家には
 俺とお前だけってコトに…あ、
 そういえば俺、まだ仕事残ってたわ!じゃあな!」

「待て!お前来た時に
 『なんとか全部終わらせた』
 って言ってただろうが!
 逃げようたってそうはいかねぇぞ!」

「うるせぇ、糞餓鬼が!
 会う度会う度盛りやがって!こっちの身にもなれ!」

「受けになんてなれる訳無ぇだろ!
 上に乗っかったり積極的とかなら話は別だけどな!」

「さりげなく希望してんじゃ無ぇよ!
 あと、そうゆー意味じゃねぇ!」

「まぁまぁまぁ。さぁさぁさぁ。」

「ちょっ、気持ち悪っ!変に誘うな!!」

「恋次、お前、これ読めるか?『シヲ』」

「……?…しよ…?」

「しようしよう!」

「しまったー!!騙された!おい!やめろって!おいー!!」

「聞こえない。」

「なぁ、マジでやめろよ!ぎゃあー!!」










こんな問題にひっかかった恋次が悪いんだ。

うん。俺は悪くない。














只今の時刻:6時40分












「一兄ただいま。あ、恋次さん!」

「おかえり、夏梨…お邪魔してマース………」

「?なんか恋次さん物凄く疲れてない!?大丈夫?」

「……夏梨…お前は優しいなぁ…
 娘なら遊子とか夏梨みたいのが欲しいなぁ…」

「ちょっ、なんで遠い目してるの恋次さん!?」

「恋次、大丈夫だ、作ろう!子供を!」

「お前、ちょっと黙ってろ。今、本気で腹が立ってる。」

「え…一兄…本当にどうしたの?恋次さん…
 てゆーか、一兄もどうしたの、頬にでっかい紅葉つけて…」

「気持ちよさの代償だ。」

「死ね。」

「……(知りたくも無い何かを悟った夏梨)
 …それじゃあ…まぁ…ゆっくりしてって…」

「おう、じゃあな…」

「…恋次、部屋に戻るか?」

「戻る…しか無ぇだろうが!!
 こんな気まずい雰囲気の中で
 ずっと立っていられるのかお前は!?」

「いや、気持ち良さの代償だから。」

「お前、本当にうざい。」








だって、本当のコトじゃんか。


あ、何があったのか悟れなかった人!


ずっと分からないままの綺麗な心で居てくれよな!

(↑それなりの年齢になれば皆分かるわ。)






んで、IN.俺の部屋。



とりあえず、恋次の腰にサロ●パスを貼ってやった。

ちょっと気持ち悪そうにしてた。

俺が『慣れれば平気』と言って、恋次が軽く頷いた後、

しばらく間が空いた。





そしたら、恋次が口を開いたんだ。



「…そういえば、遊子はまだ帰ってきてないんだな。」

「そういえば…あ、帰ってきたっぽい。」

「ん?……本当だ。話し声が聞こえる。」

「外暗いからなー。二人とも7時前に帰ってきたんだな。」

「つーか、マジで今日はこの家俺抜いて3人しか居ねーのかよ…」

「ああ、そうゆー事になるな。」

「平気なのか?」

「只でさえ父子家庭なんだ。妹達はしょっちゅう家事やってるし。」

「いや、そうじゃなくてよ。」

「?」

「今日お前らは休みの日なんだろ?そんな日に妹達に家事やらせんのかよ?」







………痛いところを突かれた。


恋次はこういう事に関しては、かなり気を遣う。


自分が幼い頃、貧しい暮らしをしていたせいだろうか。



10代の餓鬼が遊べる日に遊べない、

なんてのはすごく嫌らしいのだ。




そうゆう優しいところも大好きだし、

その意見はもっともだ。



一応長男だしな…俺。




だからってどうする?



俺はインスタントが限界だぞ?




そうじゃなかったら、焼くだけ、煮るだけの料理。



只、味付けとかをよく知らないから、

結局はインスタント。





うわ、改めて考えると酷ぇな。









「………一護!」


「お、おぉ!?何だよ!!?」




なんだなんだ急に何だってんだ!?




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