TEXT
貴方の愛は重すぎるほどに。
1/2ページ目












『…恋次…』





『会いてぇよぉ…』










電話での会話。

声の主は橙色の高校生

で俺の一応(!?)恋人

黒崎 一護。



















「…電話ですらマシな事
 言えねぇのかテメェは…
 てか、隊舎の電話に掛けんな!
 伝令神機にメールで送れ!
 てか、何で番号知ってんだよ…」

『だってよぉ…
 二週間だぜ、二週間!』
 (肝心な部分はスルー)

「俺等にしては短い方だろうが。」
 (スルーしやがったな…)







…つーかマジで何で知ってんだオイ!








『俺は一秒でも恋次と
 離れてるのが耐えられぇの!』

「一生耐えてろ。そんで死ね。」

『え、何それ
(死んで死神になってくれよ…
そんで、一緒になろう)
 的なあれか?』

「全然違う!
 つーか、マジで切るぞ!
 何が悲しくて非番に隊舎きて
 電話しなきゃなんねぇんだ!」

『え、え、ちょっと待てって!;』

「何だ!しつけぇな!」

『いや、あのさ…
 ぶっちゃけヤリた「ぶっ殺されてぇのか。」

『…すみません…
 え、つかマジで切るのか!?
 待てって、頼むから!』

「うるせーな!
 後で掛け直すから、な?
 つーわけで、
 取り敢えず切るぞ。」








ぷつん








「ったく、あの糞餓鬼…」

「よぉ、恋次。」

「あ、檜佐木先輩!
 こんにちは、非番ですか?」

「いや、休憩時間。」

「お疲れ様です。」

「ありがとよ。
 あ、それよりさ、恋次聞いてくれよ!
 この間、うちの隊士がさぁ…」









この人とは仲が良いので

話をしようものなら長引く。

おもわず長々と立ち話をしてしまう。






〜一時間経過〜









「お、もうこんな時間か。
 じゃーな、恋次!」

「はい、先輩それじゃあ。」





…なにか…

忘れてるような…





「………と、一護に
 電話しなきゃなんねぇんだっけか。」












自室にこもって

電話を掛ければ、


すぐに出てきた相手口。






『恋次ぃぃぃぃ!!!!
 おまっ…
 すぐに電話くんねぇから
 フラれたのかと思って
 俺今、窓から
 飛び降りようとしてたぞ!!?』






…予想通りの声のデカさ。


頼むから落ち着いてくれと

心の中で願ってしまうほどに。







「まさかの危機一髪かよ…
 てか、話すったって、
 話題ねぇぞ。」

『大丈夫。
 俺が恋次に会えない間
 考えておいた話題が
 書いてあるノートが
 今、手元にあるから。』

「…すまねぇ…本当に
 やる事無かったんだな…」

『呆れるなよ、
 こっちは本気だ!』

「尚悲しいだろ…」

『てかさ、声聞いてたら
 会いたくなった。
 行くからちょっと待ってろ。』

「は!?
 おい、ちょっ…」






ぷつん







「何のために
 電話掛けさせやがったんだ
 あンの餓鬼ぃ…!」

「悪かったって、ごめんな?
 でもさ、ホラ会いたかったからさ。」







!!?



…そういえばさっきから

霊圧がしたなと、

腑抜けた俺に心の中で説教を。





俺が振り向けば

直ぐ近くに一護の姿が。



姿っていうより、顔だ顔。

…つーか近っ!!


近すぎだろ!!

…なんか…近づいてきてるし…!



近づいてきて近づいてきて…


なんか…接吻でもしちまいそうな…











「…って何しようとしてんだ
 テメェェェ!!!!」

どすっ!!

「ぐほぅっ!!
 み、鳩尾キックはやめてくれ…!」

「うるせぇっ!!
 つーか、どうやったら
 こんな早く来れんだよ…!」

「いや…会いてぇなーとか
 思ってたらなんか…着いた。」

「まさかの次元無視かよ…!
 一護キモッ超キモッ!!」

「恋次可愛いっ!
 超可愛いっ!!Vv」

「そういう返し方やめろ
 返答しにくい!」

「しなくて良いって。
 俺はイチャつきに来ただけだしVv」

「俺はつきたくないっ!!」

「堅いこと言わずにさ?
 ほら、胸に飛び込んでこい!」

「ぜってぇ嫌だ!
 てか、帰れ変態!」

「愛情の裏返しってやつか。」

「裏の裏だ馬鹿野郎。」

「裏の裏…?裏?」

「なんでそうなる…」

「なんとなく。」

「自分の都合のいいように
 解釈してんじゃねぇよ、殺すぞ。」

「そしたら死神になって、
 ずっと恋次にひっついて歩く。」

「じゃあ殴るぞ。」

「どうぞ。」






ばきぃっ!







「うわ、唇切れた…
 マジで殴るなよなー…」

「おめぇが言ったんだろ…
 つーか、まじ死んでくれ
 変態助平発情糞餓鬼。」

「じゃあ、死神になる。」

「……………」

「…恋次、そんな冷たい目で
 見ないでくれよ…
 ちょっと調子乗っちゃってさ?」










もーほんっっっと疲れる。

もーヤダ。


何だっつぅんだコイツ

意味わかんねぇ!










「…で?
 いつまで居るつもりだ。」

「明日まで。」

「ざけんな帰れ。」

「朝まで恋次と
 イチャイチャするという
 俺の信念は揺るがねぇ!」

「どんな信念
 貫こうとしてんだゴルァ!!」








思わず、


にやけている一護の

胸倉掴んで怒鳴ってしまった。


でもまだにやけているから

気持ち悪くて

もう2、3発殴ったら

抵抗したので、


自室はバタバタと大騒ぎ。








「おーい阿散井…
 おめぇ自室で鍛錬はやめろって…
 あれ?」






…最悪の展開。






「…檜佐木先輩…二度目っすね、会うの…」

「それより、何で黒崎がココに居んだぁ!?」

「居ちゃ悪いかよ。」

「いや、別に…」

「いや、悪ぃだろ先輩。
 状況判らないからって
 注意放棄しないで下さいよ。
 つか、俺は大迷惑だ!」

「…阿散井が
 迷惑そうにしてるから
 離れろよ黒崎…!」

「うるせーよ檜佐木さん!
 俺と恋次の間は
 何者にも引き剥がせないぜ!」










そりゃそうだ。


腕に血管くっきりと浮くくれぇ

力いれて剥がそうとしても


イソギンチャクみてぇに

ひっついて離れねぇんだから。


つーか離れてくれ!










「阿散井、本当か!?」

「言い方に多少の誤差が有りますが
 この野郎がひっついて
 どうしても引き剥がせねぇのは
 事実です。」

「黒崎、おめぇやめろよな!
 そんなんだから
 油汚れって言われるんだお前は!」

「無ぇよ油汚れなんて言われた事!!
 つーか、恋次と親しそうにすんな
 この上なく羨ましいんだよ!!」

「先輩の特権で〜す
 べろべろべ〜」

「先輩、それはちょっと…」

「うわ、ムカつく!!」

「おめぇも
 挑発されてんじゃねぇよ!」








俺の周りはこんなんばっかか!!


…俺も知らず知らずのうちに

馬鹿がうつっているのかも…


うわ、考えたくねぇ!!








「つーか恋次!
 こんな奴の後輩なんてやめろよ!」

「無茶言うなよ。」

「大体さあ、この変態69!
 さっきだって恋次が俺に
 電話してくれるという
 写真に収めておきたいぐらいで
 想像しただけで
 鼻血モンの行為を
 邪魔しやがって…!!」

「キショいこと言うな…
 ……って、ん!?」







…いや…そんなまさか…



でも…今の発言は…






「…一護、何でテメェ、
 俺が檜佐木さんと
 立ち話したの知ってやがる…」

「………」

「何目ぇ背けてんだコラァ!!」

「…阿散井…背中に何か着いてるぞ。」

「え!!?」







背中っつーより、

首の方の合わせ目を

軽く触って見れば、


嫌な予感的中の固い手触り。






「挙げ句の果ては盗聴かよ、
 ふざけんなぁ!!」

「だって…
 恋次と会えない間…
 何してるのか
 不安で仕方なくてよぉ…」

「ストーカーの意見だろソレ!!」

「…黒崎…おまえ…!」

「うっ…だ、だって…!」













「好きで好きでたまんねぇんだからしょうがねぇだろ!!!!」












「…大声で言うんじゃねぇよ…!」


ゴスッ!!(殴)











もうマジで意味わかんねぇ


おまけに、

俺を困らせる名人だコイツは。




だけど…まぁ…








そういうふうに

好き好き言ってくれんのは




そんなに悪い気がしねぇよ。








………ってことにしといてやる。








「ツンデレンジVv」

「…もうホントやだお前…」












……でもやっぱり


本気でうぜぇし迷惑だから

暴走気味の変態行為はやめてくれ。







おわり













[指定ページを開く]

次n→ 

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]
無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ