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こっち向いて、ハニー。
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どだだだだだッ…。

瀞霊廷内を駆け抜ける2つの足音。


「恋次ぃぃぃいッ!!
待てっつってんだろっ!!
止まれー!!!!」

「待てって言われて
素直に待てるかボケッ!!
てめぇこそいい加減諦めろッッ!!!!」


逃げる恋次。
追う一護。

かれこれ20分近く、
こんなやり取りが続いている。

原因は、彼、黒崎一護の
阿散井恋次に対する《愛》だ。


「今日こそ受けてもらうからなッ!!
逃げんじゃねぇッッ!!!!」

「ふざけんなッ!!
近寄るんじゃねぇッこの、
スケベみかん!!!!」

「はぁ!?
誰がスケベみかんだこのヤロー!!!!
まだスケベな事なんて
何一つさせて貰った覚えなんかねぇぞ!!
誘ってんのか?」

「ちッがぁぁうッッ!!
なんで俺がてめぇなんか
誘わなきゃなんねぇんだよ!!
ふざけんなっ!!」

「ふざけてねぇ…ッ
俺は本気だっ!!!!」

「本気じゃなくていいッ!!
もー諦めろっ!!」

「諦めねぇっ!!」

「追いかけてくんのやめろッ!!」

「やめねぇッ!!!!」

「だぁぁぁぁあッッ、
もぉッ!!!!」


走る速度を早める恋次。
本気で逃げる。
顔付きを変えて、
本気でソレを追う一護。
まるで、狩りをするライオンのよう。
狙った獲物は、逃がさない。


「待ちやがれッ!!!!」

「もう、勘弁しろって!!」

「いいから止まれ。
恋次、
死覇装になんか付いてんぞ!!」

「あ?…どこ……
って、引っ掛かるかボケェ!!!!」

「軽く引っ掛かりかけただろーがアホッ!!!!
くそっ…………。
って、あ!!
鯛焼きが空飛んでる!!」

「何っ!?…どこだ!?」

「おっしゃーッッ!!隙ありっ!!!!」

「………ッ、
しまっ……!!!!」


ガシッ。
恋次の首に腕を掛けると、
そのまま壁に押し付ける。


「……っ、!!!!は、離せっ…」

「はぁ…。
やっと捕まえた…
つーか、
毎回同じネタで
引っ掛かるのってどーなの?
学習能力ねぇな…お前」

「うっ…うるせぇッッ!!
わ、わざと引っ掛かってやってんだよ!!
わざと!!!!」

「…あっそ。
何でもいいや…
捕まえられたんだから…」

「っは、離せッ!!近寄んなっ!!」


逃げないように、
掴んだ手首を強く壁に押し付けて。
恋次の股の間に足を挟んで。
密着する一護。


「離さねぇぜ…。
今日こそは
俺のモンになってもらう…」

「…む、無理!!
男同士なんて
有り得ねぇっつーの!!!!」

「有り得なくねぇって…。
知らねぇのか?
無理じゃねぇんだぞ…
ケツの穴にチン●突っ込めば、
セッ●スだって出来るらしいし。
ま、俺も初めて
お前で試させてもらうんだけどな…」

「…は?…ちょ、
…ちょっと待てえぇぇいッッ!!
お前今すげぇ事を
サラッと言ったよな!?
サラッとぉぉお!!!!」

「…そうか?」

「そうか?じゃねぇし!!
つーか、
何で俺が突っ込まれる側で
話まとまってんだよ?
ま…万が一、
俺がお前を好きになったとしても、
女役は体格からしてお前だろ?」

「…おいおい…。
体格で受け攻め決めるなんて、
いつの時代だよ?
中身に決まってんだろ?中身に!!」

「……お、
俺の中身のどこが…ッ…?」


一護の勢いに圧されて、
戸惑うように目線を逸らし、
顔を赤く染める恋次。

その仕種が
一護を夢中にさせているなんて、
思いもせずに。


「…だから、
そーゆーとこが可愛いんだよ…」


何故か一護も照れる。
恋次、更に照れる。
暫し沈黙…。

が、ソレを破るように、
恋次が暴れだした。







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