猫パンチはある意味必殺技。1/3ﾍﾟｰｼﾞ目
「一護、邪魔するぜ」
「あ…恋次…久しぶり…」
「？なんだよ、いつもと違うな。」
いつも
↓
『一護、邪魔するぜ』
『恋次ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！！！！』
『抱きつくなぁぁぁ！！重いし、ウザイ！！！！』
「…と、こんなカンジだったろ。」
「ああ…確かに…」
「何、遠い目してんだよ、自分のことだろうが！」
「だってさー…恋次が来てくれたのは、本当に超ウルトラ嬉しいんだけどさ…」
「言い方くどいが、敢えてスルーするぞ。で、何なんだよ？」
「…2月22日…」
「は？」
「だからぁ、2(ニャー)月22(ニャーニャー)の日が過ぎたんだよ！！」
「…にゃ…？；おい、俺が分かるように説明しろよ」
「だからぁ、ニャーニャーニャーの日が過ぎたっつってんだよ！
2月22日は開けとけっつったろ！！？」
「無茶苦茶言うな！！その日は無理だっつったろ！！」
「それでも待ってたんだよ！！」
「なんでだよ！待つなよ！悲しいなお前！！」
「だってさぁ…めっちゃ期待してたのにさぁ…！！」
「つーかその、にゃーにゃーにゃーの日ってなんだよ！」
「カタカナ有り得ないほど苦手だよな、恋次って…」
「ほっとけ！！説明しろ！！さもないと…」
「分かったって！！蛇尾丸かまえるな！！；
あれだよ！２を猫の鳴き声の『ニャー』に例えて、
２が3つ続く2月22日を猫の日みたいにした、ちょいマイナーで邪道な記念日だよ！！
ほら、良く、ペットショップとかでやってんだろ！」
「ぺっと…しょ…ぷ…？；」
「ごめん、知ってるわけなかった。；」
「まあ、なんとなく分かったけどよぉ…それが、俺とお前とのコトに、なんか関係あんのか？」
「いや、『今日はニャーニャーニャーの日つって、
猫耳つけなきゃ殺される日なんだ！』とかなんとか言って、恋次騙そうかと思ってたんだ…」
「…それで俺が信じるっつー自信があるなら、なんで今日のことだとかなんとか騙さなかったんだよ。」
「あっ、その手があったか！恋次、今日は…」
「遅ぇよ、馬鹿！！さっき丁寧に教えてくれただろーが！！」
「しまった…！俺としたことが…！！」
「悔しがるおまえを見ても、あの日来なくて良かったと強く思う俺は、動じないぞ。」
「おまえ、俺の心の乾きをどうにかしろよ！！ほら、用意しといたコレ被ってさ！」
「結局、猫耳かよ！！沈んでたおまえは何処にいった！！？」
「頼むよ！ほら、少しでいいからさ！！」
「被り加減に、少しとかあんのかよ！！」
「違ぇよ、時間の話だよ！！」
「最低でどれくらいなんだよ…」
「2時間！」
「誰が被るかぁぁぁ！！！！」
「そう言わずにさあ、被ってくれよ！！」
「いーやーだ！！！！」
「被って被って被って被って被って被って被って被って被って被って被って被って被って被って！！」
「うぜぇぇぇぇ！！被ってやるから、静かにしろや！！！！」
「やった！！(苺の関、押し勝ち○)」
「ちくしょー…！！(恋の花、押し負け●)」
「しっぽは？」
「お天道様まで吹っ飛ばされてえのか。」
「ごめんなさい…！！」
「はあー…貸せよ…」
「ほいVv」
「(かぽっ)…おら、被ったぞ…」
「髪の毛、下ろしたほうが似合うんじゃねぇ？」
「ごちゃごちゃ煩ぇ餓鬼だな…ほら…」
「…可愛い…！！秋葉のオタクが好きそうな…いや、なんでもねぇ！」
「？」
「ちょっ…首傾げんな！鼻血出るから！！」
「…人間っつーのは、良く分からねぇなぁ…こんなモンの何が良いんだ？」
「可愛いもんは可愛いの！！首輪と尻尾もつけて！！」
「かめら付き携帯電話構えられて、はい、そうですか。とつけるわけねぇだろ！！」
「…猫ちゃん、今度カタカナ教えるからな！」
「余計なお世話だっ！！！！てか、その呼び方やめろ！！」
「ついでに、ご主人様とか呼んでくれたりは…」
「…死にたいのか。」
おわり
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