てめぇって呼んでたのが、角都って呼ぶようになった。 それから、最初はバカみてーにケンカしてたのにそれも減っていって。 いつも歩調が早い角都に、待てよって言ったら、立ち止まってくれた。 段々と変わっていく日々。 そして角都もそりゃあ色々と変わった。呼び方が、おい、からお前。そして飛段。その時は何でか分かんねぇけど、すげー嬉しかった。もう飛び跳ねるくらいに! それから少し経って、角都といっしょにいると胸んとこが、そわそわして、とにかく落ち着かなくなった。なんでだよーって思って、思い切って角都に話したら、知らん、ってそっぽを向かれた。あ、あっさり過ぎる。けど、その後ろ姿が嬉しそうだったのを覚えてる。 そしていま。 「なぁ、角都ゥ〜。今日誕生日だろ?祝ってやろっか?」 「余計なお世話だ」 「え〜…。何か欲しいものとかねぇのォ?」 「金」 「…………」 「…くそじじい」 小さくボソリと呟いたつもりだったけど、角都にはちゃんと聞こえてたみたいで。ゴツン。拳骨をくらった。 「痛ってェ〜!」 そして、すたすたと先に歩いて行ってしまう角都。けど分かってる。いまのは照れ隠しの拳骨だ。 こうやって毎日、角都と居られることが嬉しい。やっぱり今日は、角都が嫌がってもぜってー誕生日を祝ってやる!ケーキだって花束だって。祝いには欠かせないもの全部、全部そろえてやる。足りない金はクソリーダーに借りちまえ! 角都の背中に向かって大声で叫んだ。 「角都ゥ、誕生日おめでとう!」 その後ろ姿は、やっぱり嬉しげだ。 -END- こんな幸せが、ずーっと続きますように。二人はラブラブ。 久しぶりの文なので何やらこっぱずかしいですが、角都さん誕生日おめでとう! <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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